休職④~1週目~

休職を申し出た後、なんだかんだ、1週間弱は引継ぎ等でリモートワークを継続した。

積み残った課題も多く、残るメンバーには申し訳ない気持ち。(その課題は、彼らが生み出したものでもあるが)

引継ぎも完了し、休職に入った途端、これまで心身を支えてくれていたものがなくなり、一気に体調は悪化した。

夜は眠れず、朝は起きれず(かといって眠れず)、何もする気がしない。体は鉛のように重く、金縛り状態。物事を考える気力もない。

平日の毎朝、子ども達は学校に登校する。妻は仕事に出掛ける。一方、私は起き上がることもままならず・・・。何とも情けない気持ちになる。

この状態が約一週間続いた。

休職③~初診から休職まで~

起きれない

ある日の朝、体が鉛のように重く、起き上がることが難しくなってしまった。

朝のMTGは自宅からリモート参加。

午後にクライアントとの重要会議があったため、気力を振り絞り、何とか着替えて電車に乗った。運良く座れたのだが、真っ先にスマホ心療内科を予約した。

初診

会議終了後、クライアント先と自宅までの中間駅にある心療内科に直行。

  • 問診表に記入(50項目ぐらい)
  • 血液検査
  • 心理テスト(木を描く)

結果、

  • うつ症状がはっきり出ている
  • セロトニンの不足は認められない
  • 木を描くテストでは、寂しい感じ(木の葉っぱや果実が豊富だと良い傾向らしい)

ということで、休みたければ、その旨の診断書を書くと先生は言ってくれたが、私はまだ粘りたかったため、「業務量調整」の診断書を受け取った。(後から考えると、これは何の役にも立たなかった。診断書発行料4,000円の無駄。)

そして、抗うつ剤(トリンテックス)と睡眠薬トラゾドン)を処方してもらったのだが、「飲んだら後戻りできない」と服用しなかった。後日後述するつもりだが、これが判断ミスだったかもしれない。

再診

2週間ほど経過した後、症状(服薬もしていないので当然だが)や仕事の状況に改善は見られず、詳細は割愛するが、クライアントから私の心を折る決定打を打たれてしまい、このまま職務を遂行することは不可能と判断した。

当日の夕方に再診にかかり(というか駆け込み)、今度は「1~2か月程度の休務を要する」旨の診断書を書いてもらった。(更に4,000円。。。)

休務

翌朝に上司に報告・休務のお願いをした。

この後、上司には多大な迷惑を掛けることになるのだが、この時およびその後も、私を責めることなく、労りの言葉をかけて下さった。上司および同僚には、お詫びと感謝をしてもしきれない。

翌日に産業医と面談し、制度や手続きの説明を受け、そのまま休務に入った。

 

次回は、休職に入ってからの過ごし方について、複数回にわたってまとめる。

休職②~発症期~

仕事を何とかリカバリすること、所与の条件を変えるために躍起になった結果、残業が多くなると共に、多方面からの矛盾した要求や不満(あえて詳細は書かない)が私を取り巻き、心身共に疲れ果てた状態となってしまった。

  • 毎朝夕、どうなっている?なぜできない?と詰められる
  • 所与の条件を更に厳しくする要求を突き付けられる
    • 反論ロジックを返しても、斜め上下からのカウンターを食らう
  • 一向に改善しない状況、終わりが見えない

以下の症状が2か月ほど続いた。

  • 不眠(結果、日中は寝不足となり、パフォーマンスが落ちる)
  • 動悸(寝ているベッドが揺れる感覚・・・)
  • 気分の落ち込み(何をしていても楽しくない)

その結果、自分の思考停止やパフォーマンス劣化が目に見えてきた。

  • 人の話が頭に入ってこない(問いかけられても反応できない、さっき聞いたことをまた聞く)
  • 注意散漫(誤字脱字、計算ミスが増える)
  • 不安ばかり募って、手が動かない(結果、休日出勤が増える)

そんな中、ある朝、体が鉛のように重くなり、起き上がれなくなった。

当日は重要なミーティングがあったため、何とか起きて出社したが、通勤電車の中で心療内科を予約した。

次回は、初診から休職に至るまでをまとめる。

休職①~プロローグ~

2022/2~会社を休業中。(この記事を書いている現在、継続中)

休職に至った経緯、その時の症状、休職中の過ごし方、復職(できるかな?)までのプロセス、および、今後の再発防止策について、複数回にかけて書いていく。

  • 原因
    • 仕事・タスクが多過ぎる
    • 多方面からのプレッシャー、矛盾する要求
    • 多忙期の終わりが見えない
  •  症状
    • 気分の落ち込み(プライベートで何をしていても)
    • 不眠(寝付けない、夜中に何度も目が覚める。これが一番辛い。)
    • 動悸(胸がドクドク、止まらない)
    • 集中力の欠如(仕事に精が出ない、ミスが増える)
    • 思考が回らない(人の話が頭に入らない、自分が何を言っているか分からない)
  • 経緯
    • 2021/10~、担当業務の変更。
      • 毎日トラブル発生。
      • 毎日多方面から詰められる。
      • リカバリのため、早朝~深夜・休日稼働が増える。
    • 2021/11初旬~、不眠・動悸が始まる。
    • 2021/12~、何をしていても気分は落ち込み、思考回らず、周囲に迷惑を掛け始める。
    • 2021/12末、朝起きれない、何もやる気がしない。何とか業務は遂行。
    • 2022/1初、心療内科を初受診。年末年始に若干回復した私の希望により、この時点では休職ではなく、「うつ症状、業務量調整が必要」との診断書。上司に相談。
    • 2022/1末、もう我慢ならず、再受診。「1~2か月程度の休養が必要」との診断書。上司に報告し、翌日から休職に入る。

次回は、心療内科を受診するに至るまでの辛かったことについて、まとめる。