休職⑪~新しい趣味~
- 休職によって出世、業績評価、人間関係・・・にはマイナス影響がある。影響度は現時点では不確定。復帰後に長い時間をかけて明らかになるだろう。
- 一方、自分の身を守ること、家族との関係性などへの考え方は、休職によって気づかされたことだと思う。
- また、1つの趣味を得た。
- これまでも色々と趣味は持っていたが、集中力を要さない、または集中力を要するのは一瞬のものであった。(やっている間に、やはり仕事のことを考えてしまう系)
- 今回手に入れた趣味は、比較的長時間の集中力を要するもの。やっている間は全てを忘れられる、かつ、1人、かつ、思い立った時にできるもの。
- 復帰後も続けようと思う。
- 何かを失えば、何かを得る。その逆も然り。それが人生だと思う。
- スポーツ競技でも、ケガで離脱すれば、ケガをしていない箇所を鍛えたり、一歩引いた立場から戦術理解を深める等、更にパワーアップして復帰することもできる。
- ビジネスの世界でも、そんな価値観があっても良いんじゃないかな。
休職⑩~転職活動~
- 結論から言うと、転職はしないことにした。
- 今の仕事を続けていけるのか、体力や能力の面で自信を無くなってきたため、エージェントだけではなく、色々な企業のオファーを聞いた。
- 1社のみエントリーし、書類選考通過、複数回の面接を経て、内定もいただいた。
- 将来性、安定性、条件面は納得できて、本当に行っても良いかなと思ったが、判断能力が鈍っている可能性もあるため、一度復帰してからもう一度慎重に考えることにした。
- 内定をいただいた企業には本当に申し訳ないが、内定を獲得できた事実と、その他にも働けそうな会社が山ほどあることを認識できたことは、いつ会社を辞めても良いという自信が芽生えた。
- 体調も回復してきたので、そろそろ復帰できると思う。
休職⑨~再発防止策~
思考もクリアになってきたので、ダウンした原因と再発防止策の考察。
直接原因
- 長時間労働
- 不眠、動悸
- 集中力の欠如
- 意欲の低下
- 自分のパフォーマンスの低下
間接原因
- 膨大な仕事量、短いスケジュール
- 進め方・働き方の裁量の無さ
- チームのパフォーマンスの低さ
- 孤立感・プレッシャー
- 終わりや勝ち目の無さ
根本原因
- 他責
- 自責
- 100点主義
- 必ずこうしなければならない
- これができていないと失敗
- 過度な承認欲求
- 思い込み・思い上がり
- 自分は誰よりも優秀である必要がある
- 自分ができないことは、メンバーはできない
- 自分は全ての問題を解決してあげる必要がある
- 優秀でありたい
- 思い込み・思い上がり
- オンオフの切り替え不足
- 稼働時間管理(仕事とプライベートの境目なし)
- 休日の過ごし方(MailやChatを常にチェック・・・)
- 100点主義
再発防止策
自己解決できるもののみ
- 人的・組織的
- 原因となった職務からは外してもらう
- 60-70点主義(赤点回避)
- 自分を過信しない
- 周囲を使う、時には任せきる/負荷を掛ける
- 優秀であること、完璧な仕事を捨てる
- 自分が万能でないことを知る
- 仕事よりも大事な趣味を持つ
- 出世・昇進は諦める
- そもそも、この数年間が上手く行き過ぎていた
- 先天的・後天的なスペック面でも、本当は社内で中下位
- 能力以上の仕事を与えてもらい、評価されていた
- 物理的・技術的
- 自室での仕事を控える
- 業務PCをシャットダウンする
- プライベートスマホから業務アプリを削除
- 復職後も投薬は継続する
休職⑧~4週目~
前回の通院から2週間経過したので再診。
- 主治医に伝えたこと
- 投薬の結果、
- 睡眠は格段に良くなった
- 途中覚醒はあるが、目覚めはスッキリしている
- 思考もスッキリしている
- 活動意欲も出てきた
- 睡眠は格段に良くなった
- 仕事のことを考えると、やはり気分の落ち込みや動悸が再発する
- 5月は休みたい
- 焦っているわけでも、期日から逆算しているわけでもないが、
- 原因となった職務以外であれば、復帰できると思う
- 6月後半~7月初旬の復帰を目標としたい
- ただし、職務変更や配置転換を前提としたい
- 投薬の結果、
- 主治医から言われたこと
- 5月は休んだ方が良い
- 投薬の結果が見えるので、量はこのまま継続
- 状態はもっと上向くと思う、不安はゼロにはならないだろうが
休職⑦~3週目~
- 活動意欲が出始めた
- 何かしていないと、頭がぼけてしまうのではないか?という不安感
- もう現職に留まることに未来がない(この時期にこの発想は危険
上記のような状況・感情から、今後のキャリア検討と社会復帰リハビリも兼ねて、転職エージェントと面談を始める。(失礼な話ではあるが
色々な方と話す方が良いと考え、6名のエージェントの方とオンライン面談をした。
非常に真摯に対応いただき、有益な情報を得ることができた。
私の頭の体操にもなったし、履歴書・職務経歴書の作成等の作業や、面談中の会話・質疑等、元の状態に戻っていそうな感触を得ることができた。
ただ、プレッシャーがかかる場面でどうなるか?
焦りは禁物。また、この時期に重要な判断(退職・転職等)をしないことがセオリーらしい。
休職⑥~休職の不安~
収入面
- 働いていないため、収入が途絶える。
- 傷病手当金がもらえる。
- 筆者の勤務先の場合、傷病手当金の前に以下のステップを踏むことができた。そのため、2年近くは休務できる状況であった。
- 有給休暇
- 休職(有給)
- 本当の休職(傷病手当金の受給、報酬月額の2/3、最大1年半)
キャリア面
- どちらかというと、こちらの方が絶望的。
- はっきり言って、筆者は出世コースに乗っていたと思う。
- 一度、メンタルをやられた者に、プレッシャーがかかるポストを用意しようと会社は思わないだろう。
収入面(再)
- キャリア面から収入面に回帰。
- 子どもの教育費用:今後10年がピーク。
- マイカーローン:300万円/10年・・・。
- 住宅ローン:2,000万円/20年・・・。
- キャリアが停滞してしまうと、上記の支払いが苦しくなる。
毎朝、こんなことを考え、絶望感が襲ってくる。
休職⑤~2週目~
睡眠の改善
休職1週目の週末に、心療内科を再診。睡眠薬を強めのものに変更してもらった。
心身の休養ができたのか、睡眠薬が効いたのかは、「鶏と卵」の気がするが、その夜からは睡眠が改善した。
夜に何度か目が覚めることは変わらないが、明らかに朝の目覚めがスッキリしている。
なぜ、初診の際に、この薬を処方してもらい、かつ服薬しなかったのかが悔やまれる。少しは状態が変わったか、もう少し粘れたのではないか・・・。粘っても遅かれ早かれ一緒か。
リフレッシュ
眠れるようになってからは、行動する意欲が出てきた。
部屋に籠っているとネガティブなことを考えてしまうため、不謹慎ながらも以下のような活動をした。本当は控えるべきだが、車の運転も可能だった。
海辺や河川敷で座っていると、日焼けをするため、とても鬱患者には見えないと妻に失笑された。
- ジョギング
- 筋トレ
- 銭湯、マンガ(ドラゴンボールを全巻読破)
- カフェ通い
- 山登り
- 海辺や河川敷で、何もせずボーっとする